ロードバイクの日記

日々の練習と、レース、ライドの感想の備忘メモ

楕円チェーンリングRIDEA装着!

タイトルの通り、装着した。

今回楕円に宗旨替えするのは通算3回目、懲りない男。

来歴

・doval

激安で買える韓国製の楕円チェーンリング、形状はデュアルオーバルだそうで、思想はリデアのそれに近い風味。5本アームにも4本アームに対応し、角度も微調整可能(ほんとにほんのすこしだけど)。チェーンリング自体が割と薄手のアルミ製で、補助プレート見たいなと合わせることで変速性能と剛性を担保しようということらしい。確かに変速性能はそんなに悪くなかったと思う、けど電動に変えたときかなり落ちまくってフレームを削る羽目になったので、これは慣れと手技でカバーしてたんだなと。

・Qrings

楕円の代名詞、まさに楕円。

ちなみにペダリングモニターを導入した時に、4本アーム版に買い換えなかったので、そのままオクにリリース。正直なところ、変速性能は満足できず。

 

疲労度、効率などは正直明瞭な結論は出せずじまい。なんとなくいいかもってくらい。Qringsは走行性能のポジも感じることはなく、変速性能もネガが強かったので、ちょっと気に入らなかった。ペダリングモニターは楕円非対応らしいので、それ以来真円で通してきたが、そのペダリングモニターのベクトルデータを眺めるにつけ、楕円を使いたくなることしきり。ついに我慢の限界。 

ベクトルデータで気になってたのが、11時12時のところで、かなり法線方向にマイナスのベクトルが出ていること。つまり真下へ力がかかっていること。踏み始めが早いあるいは上死点死点の通過が遅く、通過前に踏み始めているのではないかという懸念を持っているということ。

じゃあどうするか?

ペダリングを変えるのではなく、上死点死点を強制的に早く通過しちゃえばいいじゃない、って事で、改めて楕円にトライ。

 

今回の楕円リングは。。。RIDEA

評判は悪くなさそう。変速性能も問題ないらしい。値段はそれなり。買おうと思ってショップに行ったら、取り寄せにえらい時間(2ヵ月ちかく)がかかるということで、断念。Amazonなどでも並んでいるが、即納はなさそう(たいていあほみたいに待たされる)ので、これもよろしくない。ということで確実に在庫が確保されているはずの、ヤフオクのshopアカウントから購入。歯数と楕円率は、52-36TでW3(率でいうと15%)のものを選択。特に根拠はない。

超速で納品。即取り付け。

FDの調整に結構手間取った。理由は楕円の形状で、どのクランク角でぎりぎりに合わせればいいのかがわかりにくく、試行錯誤をしての取り付けとなったため。RIDEA謹製FD角度調整シムも持っているので試したが、それを付けるとFD金具の後端部分が歯に最も近くなってしまい、逆効果に見えたので素のまま取付。インナートップにすると、チェーンリング最小半径の箇所を通過する際に、内側FD金具のチェーンの通り道になっていない部分までチェーンがクランク軸に近づき、ロー側調整をギリギリにしても当たってしまう。仕方ないのでFD振れ角を少し内ぶりに調整して回避。

思ったより時間はかかったが、満足いく状態で取付は完了。メンテ台の上での変速は至って良好。一安心。近所をくるっと一回りして確認しても、変速不良も起こらないので、取付はこれで良しとする。想像よりも変速性能がよくて、うれしい。

実走

ライドに行って感じたのは、これまでの楕円と違って、楕円であることを感じなかった。つまりぐワングワン重くなったり軽くなったりする感覚が非常に薄かった。違和感がないのはありがたい。じゃあとインナーにしてみたら、結構感じた。つまり、歯数の増減よりも、増減するポイントのクランク角度とその角度幅の広さがペダリングの感触に影響を与えるのではと思う。自分のペダリングと楕円の形状がばっちりマッチしているような気分がしてうれしい。ちょっとした坂をインナーで登ったら、楕円の違和感はなく、そしてwatt数が高く出るような気がする。watt数の高低は特に意味はなくタイムを計るほか効果を検証する方法はないのだが、これまたちょっとうれしい。

狙いのところで考えていたベクトルデータについては、不明。定量的に計測することが難しく、どれくらい変われば効果があったというべきかも判断がつかない。

ペダリングパワーの左右差はかなり改善した。意識して漕いでいたのもあるが弱かった左の引き足・上死点通過の不良がカバーされている可能性がありそう。

感じたことと考察

グループ走行していて一番感じたのは、ちょい加速をした際に間が詰まりすぎてしまうことだった。これまでのほかの楕円のときは、一人で走っていたため認識できなかったのか、RIDEAの特徴なのかわからないが、真円の時の加速のつもりでペダルにかけると加速しすぎてしまう。冷静に考えれば当たり前なのだが、重要なポイントかもしれない。同じ加速を掛けるのに、より弱いペダルへの力の掛け加減でよい、といえる。つまり加減速を繰り返すのに少ない疲労で済む、ということ。

いわく、楕円は早く足が売り切れる、いわく効率がよく乳酸生成が抑えられる、というのはこれなのではないか。真円のつもりでこぐと不必要に加速してしまい、結果より早く足が売り切れる、そして逆に言うと、楕円にマッチした力加減で加速を行えば、少ない力でそれをまかなえる加速ができるので、効率がよく乳酸生成が少なくて済む。

んじゃないかな。(ただの個人の感想

まとめ

これから、いろいろなシチュエーションで走って、wattではなく速度かタイムで比較して、楕円なのか真円なのか、結論を出していきたい。