グロータック GT-Roller Q1.1
振り返る
秋も深まり、今年はどうだったかを考えていると、進歩がないなあ、と思うことしきり。
ジムにも通い、スクワットとデッドリフトでそれなりに鍛えたつもりだが、速くなった気がしない。逆に体重ばかり増えたような。
週1、2回のウェイト、固定ローラーでメニューをこなしたり、ズイフトレースでガンバってみたりとしてきたが、楽に速く走れるようになったかは怪しい。
身体能力的には、後退しているということは無いと思いたいけど、速く走れるようには恐らくなっていない。自転車スキルの問題においては、進歩していると言えるだけのことはしていないような。もっと全身を使って乗れるようになる必要があるのではないか?
じゃあどうする
今年の5月、3本ローラーにスキルアップを期待して取り組んだ時は、負荷がなさすぎてフィットネス面で後退してしまった。負荷耐性がかなり下がったんだと思う。
上半身も使って、というつもりで固定ローラーに乗ると、固定されている違和感と、フレームにかかる負荷が気になって集中できない。GT-roller flex3で回したみるも、いまいち。というか、使わなくなってた理由を思い出した。
そこで負荷付3本ローラーでしょう。ズイフトも諦めたく無いとなると、選択肢は少ない。GT -roller Q1.1に電動負荷付けて、スマートトレーナーとして取り組んでみようかなと。
購入
どうせ買うなら、世のなんたらペイのキャンペーンに乗っかって、お得に買うべき。というか、それがなかったら購入に動いてなかった、恐るべしキャンペーンの威力。本体、負荷ユニット、ローラー用タイヤを同時注文。
サクッと届いた。本体は。
キャンペーンの制限に合わせて別購入したら、負荷ユニットとタイヤの到着が4日ほど遅くなった。送料を安く上げたせいだが、ショップの仕事の残念さに辟易。発送遅いよ。
シェイクダウン
手動負荷で構わないので、タイヤも実走用タイヤのまま走ってみた。元々3本ローラーには乗れるので、乗りやすさについては感動とかはなかったけど、安定感は素晴らしい。以前から持ってるのがミノウラのアップローラーだったので、ローラー幅が広くかつ安定してるQ1.1は、3本ローラー独特の緊張感も少なく、自転車に乗ることに集中しやすい。
負荷つけると漕ぎ出しがちょいと難度が上がる。片足嵌めて反対足で台にのり、勢いつけてスタートすると、反対の足を嵌る前にタイヤがとまりかねない。両足嵌めてからのスタートが無難。
ドリンクを取って飲む、ダンシング、ガツガツふんでもがくとしてみても、不安感なし。
両手放ししたらめっちゃふらついた。ハンドルの直進復元度合いへの慣れの問題かなと。
ホイールベースの合わせ具合で、踏み込み時にカチカチいうらしく、前側ローラーを真下から5mmほど前に出して調整、いい感じになった。
手動負荷について
手動負荷は5段階あり、5まで上げるとかなり重くなる。坂というより、強い向かい風の中走るような、そんなイメージ。
ギア変速で調整してのワークアウトするなら、自分の場合は負荷4くらいがちょうどよかった。
騒音について
ベランダで直置きでセット。この状態で利用する限り、振動の伝播による騒音は最低限。タイヤ、ドライブトレインで空中に広がる騒音が主。高速で回さない範囲では、トレッドパターンと、グリップ力が影響大きそう。スリックに近いタイヤがあったのでそれで乗る。
40km/hまでくらいは、十分に静か。50〜60km/hまであげると、かなり騒々しい。要因は様々あると思うので、特定はできない。
負荷とギアを組み合わせて、タイヤの回転を抑制しつつ強度を上げればうまく対応できそう。手動負荷は止まらないと変えられないのでうまくない、電動負荷ユニットに期待。
電動負荷ユニットについて
到着後早速取り付け。ボルト回すだけなので、本当に簡単。アプリで設定を整えて完了。負荷変動を試す。
カタログでわかってたけど、手動負荷装置よりより強い負荷までかけられる。好ましい。
zwiftを試す
接続はスムーズに完了。斜度連動を楽しむ。連動率をゲーム内難易度で設定できるということで、難易度マックスから試す。変化はわかりやすく1%から感じられる。感じすぎる。3%で、すでに結構な斜度(5、6%くらい)のように感じるので、難度を下げる。40%くらいで適当かなと。
斜度アップ連動の負荷変化速度がやや遅く感じた。逆に負荷減少はかなり速やかに変化することが感じられた。比較対象がKICKRで分が悪いのか、マグネットによる渦電流負荷方式の宿命なのか、果たし対処方があるのかは現段階では不明。
気になる動作としては、高強度でガツンと回してる時に、斜度と関係なく負荷がドーンと上がって来たこと。最大負荷制限機能(デフォルトで有効)とやらが働いた結果なのか、(他に可能性ありそうな機能が見当たらない)、異常動作なのか。要調査。
ワークアウト、グループライド
急激に踏み込みたいときがなかなか難しい。ガンッと踏み込むと、後輪が空転する。ハイブリッドローラーであればスカッと抜けるだけだが、4本ローラーではバランスを崩しかねない。上げ方を覚えないと危険。
そこがクリアできれば、600w超も出せるので、ワークアウトでも、レースでもなんとか対応できそう。
自転車スキルは?
全身を使って自転車に乗るというスキルには、貢献してくれるのだろうか、という疑問に対しての答えはまだないけども、腰回りの疲労感が固定ローラーよりあるので、負荷はかかっているのではと予想。
とはいえ、急な踏み込みが効かないことで、短時間高強度インターバルのゾーン上げ損ねでの失敗トレーニングにならないようにしたい。それがトレーニング進捗に悪影響しないように、普段のメニュー構成を考えたいところ。
補足:フカヤ×パナレーサー=イレイサー
ローラー台用タイヤはイレイサーを調達。剛性の均一さはかなり良いように思われる、ハンドル、サドルにホイール回転に伴ったゴトゴトがほぼ帰ってこない。当たりを引いたという可能性もあるけど、とりあえず満足。嬉しい。閉口したのは製造時のワックスが何かの付着ぶりがひどく、ローラーにべっとりこびりつきまくったこと。そりゃ掃除できる汚れですが、一皮剥ければそれ以降は付きませんが、不快は不快。
購入した方は、1回洗剤なり、ケミカル使って、しーっかり拭いてから乗るのをオススメしたい。